2006年04月15日

県産材でつくる木の家セミナー終了

スローないえづくり0415終了
 
「埼玉の木の銀行構想」の関連事業として、埼玉の木を考える委員会では、県産材でつくる木の家セミナー「スローな家づくりはいかが!!」を、奥武蔵あじさい館を会場に開催しました。多数の皆さんに参加いただき、会場の熱気は高まりました。
 

■午前の部
県の木材利用推進室の大橋さんより、挨拶と埼玉の山や木についての状況の話、同室の根本さんより「埼玉の木の銀行構想」という取り組みについての説明をしていただきました。パネルディスカッションを「近くの山の木でつくる木の家」奮闘記!と題し、設計者7名が木の家づくりの体験や思いを、委員会メンバーの小田切さんがコーディネーターとして引き出していくという形で進めました。それぞれが語る内容は、プリントや会場に展示されたパネルや模型などによって、理解を深めていただけたと思います。

 
鈴木さん進行
進行:委員会メンバーの鈴木さん
 
パネルディスカッション
パネルディスカッション
 
パネル展示
パネル・模型の展示
 

■午後の部
昼食後、会場を西川広域森林組合東吾野製材工場に移し、昨秋の伐採見学会で伐採し、葉枯らし後に製材した材を桟積みして天然乾燥している貯木の状況を見学しました。実際に昨秋から計画している住宅にこれから使われる太くて長い材をご覧いただきました。ふだん見ることがない木の大きさに、皆さん驚かれた様子です。ここでは、委員会メンバーの松澤さんの進行で、森林組合の栗原さん、材を出した落合さん、それをコーディネートした細田さんにそれぞれの取り組みについてのお話をしていただきました。

 
午後のセミナー
  
西川広域森林組合の栗原さん
 西川広域森林組合の栗原さん
 現在の林業の状況はけしって良とはいえないが、町に住みこれから家を建てようという方たちに、こんなに身近な場所にこういった材料を提供できるところがあることを知っていただけてよかった。
NPOの方たちと今回のような取り組みをつづけることで、山にも活気が戻ってくればいいと思っています。こういう木で家を造ることが本当の良い家になると思います。
落合さん
林業家の落合さん 
 代々山を守ってきました。私たちは、手を掛けてここまで木を育ててきました。樹齢70年を超える木ですから、私が植えたものではありません。父やその前の代の人たちが手を掛けてきくれたおかげで、いまここにこうやって皆さんに使ってもらえるようになっているのです。
サラリーマンをしていたこともありましたが、受け渡してもらった山をこれからも守っていきたいと思います。
グリーンスマイルの細田さん
グリーンスマイルの細田さん
 この木は、秋に伐採し、葉枯らしして、ついこの間、ほしい長さに玉切りし、山から下ろして製材したものです。まだ、間もないものですが、だいぶ乾いています。含水率計の針は36%。葉枯らしの効果がでていることが分かります。この桟積みのままでしばらくの間乾燥させます。
こちらの木は、もう1年ほど乾かしているものですが、13%を示しています。十分な乾燥材ですね。
製材してからの時間がたっているものの方が、木の色がくすんでいます。でも、これにカンナをかけると真新しい木の色がでてきてとてもきれいです。
 
山の現状から、どうやって木がここまでやってきて、家づくりに使われるまでになるのか、大きな流れを知っていただき、自然の時間の流れの中で家づくりを行うことがどれだけ良い家になる可能性を持っているのかをご理解いただけたらという話でした。参加の皆さんも興味深く聞いていただけたようです。
 

■オプショナルツアー
製材工場から近くにある東吾野原木センターに、丸太が入っていっるということで希望の方とオプショナルツアーを行いました。ここには全国からさまざまな丸太が集まっていますので、普段見ることのできないような太い丸太を間じかで見ることことができます。センターの鴨下社長に解説いただきました。
皆さん、先ほど見た木よりもさらに太い木を見て驚かれていました。樹種によって用途はさまざまです。このような木が揃うのもこの地域ならではの特徴です。

東吾野原木センター

■次回のイベント企画
今回のイベントは、企画した私たちにも、多数の皆さんと直接、山や木、そして木の家についてお話できる良い機会となりました。寄せていただきましたアンケートでも今回のような企画を再びご希望いただく方が多数おられます。また、今回参加できなかった方もいらっしゃいました。
午前の部の会場からの質問で、鉄骨の家と木の家ではどちらが良いの?というものがありました。木という材料は見せて使える構造材で、鉄とはまったく異なります。また、3階建てでも安全か?という質問もいただきました。木造に対する安全面への不安をお持ちと感じました。しかし、構造面にあってもまったくその心配は不要です。骨組みをしっかりとつくり、体に安全な素材を使った家づくりに私たちは取り組んでいます。まず、見て、話してその不安を解消してください。
そこで、7月下旬に次回イベントを企画中です。このホームページでもご案内します。いましばらくお待ちください。

この記事へのコメント
当日は、たくさんの皆さまに参加いただきました。主催者としては喜ばしい限りでしたが、会場移動等でお手数をおかけしたりして、こちらの不慣れな点でご迷惑をおかけしました。しかし、多くの皆様には参考になったというご意見もうかがえ、たいへん嬉しく、次回の企画も楽しみにしていただきたいと考えています。
Posted by 埼玉の木を考える委員会 at 2006年04月24日 19:04
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